現在、伊豆若草石丁場は休止中です。
伊豆石(いずいし)とは、静岡県の伊豆地方で産出する火山岩由来の石材のうち、近世から近代の前半にかけて主に建設関係の資材として重用された広域流通石材の総称。
日本最大の城郭である江戸城の石垣のほとんどが伊豆半島から運ばれた。現在は、(本小松石等の神奈川県の石材を除くと)伊豆半島からの「伊豆石」として産出されていないが、近年まで採石されていた伊豆石の一種「伊豆若草石」は静岡県地域遺産に認定されている。
「伊豆石」は伊豆半島の各地で産出されていました。伊豆長岡の「本場伊豆の青石」、河津の「河津石」、修善寺の「桂石」、韮山の「伊豆若草石」などが流通していました。
塗れると綺麗なマリンブルー
伊豆若草石の特徴
・希少な天然石
・柔らかみのあるやすらぎの色
・土壌改良材として環境利用
伊豆若草石とは、2000万年前の造山活動の時に火山の噴出物が変質して生成された、「緑色凝灰岩」です。
やわらかいため、加工が容易で、耐火性にも優れていました。
緑色凝灰岩とは、海底火山の噴火による火山灰が、火山活動による熱水で変質を受たものです。
現在 掘り出された伊豆石は2000万年ぶりに空気に触れることになります。